迷走するケアマネ制度



先日、こんなニュースが出ていました。
広島県が「トップケアマネ」なる制度を設けて認定すると。

なんでも主任ケアマネの中から更に選りすぐりのケアマネジャーを県が選定して認定するそうです。
でも、考えてみてください。

今、既にケアマネジャーってケアマネジャー、主任ケアマネジャー、それからケアマネジメント学会が押している認定ケアマネジャーなんてのがあります。
それに加えて「トップケアマネ」って…。

このまま行くと、「グレート・ケアマネ」「ゴールデンケアマネ」「ハイパーケアマネ」「スーパーサイヤ人ケアマネ」…とどんどんエスカレートしていくのではないかと危惧しています。

良いケアマネジメントとは何かっていう評価基準すらないのにです

私には、痩せこけた馬を無理やり、走らせようと、目の前に「ろう細工」で作ったニンジンをぶら下げているようにしか見えません。


まさに迷走する職能を表しているニュースでした…。


以前、


居宅ケアプランの様式変更案が出たことは既にご案内しました。

それに対し、今回、東京都介護支援専門員協議会がアンケートを行い、その結果がまとめられています。(以下PCのみ)

「居宅サービス計画書の新様式(案)に対する緊急アンケート」


集計結果(速報版)
http://goo.gl/vokyj

上記は会員1500人ほどのうち回収がたったの71票。


なんと4.8%。
この数字の低さの理由は何となく分かりますが、それにしても、ですね・・・
アンケートの中で、比較的、共感できるなと思ったコメントがありましたので以下に転載しておきます。


これだけで課題整理票といえるのか疑問です。率直に言って、このシートの中身は、現任研修等で取り上げられているケアプランチェックシートの専門家の意見欄のみを埋めるべく開発された「整理シート」とでも申した方が適切ではないでしょうか。
プランを作成する上で、もっとも大事な部分が欠落しています。

それは、利用者本人と家族の「状態の受け止め方」や「生活構築への思い」等・・・要するに対象者の意見です。
ケアプランは、利用者の気づきによって、初めて利用者本人のものとなり、活用させることができます。利用者および家族の思いを整理集約できないシートに何の意味があるでしょうか?
このような中途半端なシートを法制化し現場を混乱させないでいただきたいと思います。中途半端ついでに加えるなら、提示されている課題シートは「予後予測」内容だけでは、
到底導けないニーズが「ニーズ」欄に並んでいることを指摘させていただきます。

そもそも、スケール表示もまぎらわしい課題整理シートを対象者に提示し説明する必要があるでしょうか?課題整理は、介護支援専門員が「専門職」と呼ばれるにふさわしい内なる作業であるべきです。利用者や家族の思いを受け止めつつも、利用者が本来のあるべきノーマティブなニーズに向かって歩めるよう導く過程は、ことさら暴露しなくてもよいと考えます。「秘めてこそ花、いや専門職」でありたいと思います。
利用者・家族にプランを提示したときに、利用者・家族が「止めどもないことを話してしまったけれど、ちゃんと思いを受けとめて、しかも的確な言葉を用いて、これからの生活の方法を指し示してくれた。私が言いたかったのはこれ!」って思えるような、できれば感動してくれるようなプランをお届けできれば、それでよいと考えます。

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