介護の段位制度など


介護の現場ってよく気付く人とあまり気づかない人がいる。
気付く人は始終、いろんなことに気付く。だから、頭の中に仕事が一杯浮かぶ。あれもしなきゃ、これもしなきゃって。

一方で気づかない人もいる。気づかない人は割りとのほほんと仕事をしている。気づかないからあまり問題意識はない。
気付く人からすれば、その気づかない人の「のほほん」にイライラする。どうして同じ給料で、仕事量が違うのって不満に思ったりする。

で、その指摘を会議なんかでするわけだけど、あまりに頻繁に注意ばかりしてもついてこれない人もいる。自分が姑(しゅうとめ)のようで嫌にも感じる。だから気付く人は言うのを我慢して様子を見たりもする。それが更にストレスになる。

そこへ、気付く人よりもっと気づく人が現れたりすることもある。
そうなると、「どちらがよく気付くか大会」のようになってくる。
でも、当の老人はそんな問題、どっちでもいいという顔をしていたりする。
だから、結局、現場では何が正解か判断ができなくてもめたりする。
古株の意見だけがまかり通ったり、特定の者だけの意見が通ったり。
時には感情のぶつかりあいから派閥みたいなものができたり。

それでも老人はどっちでもいいような顔をしている。認知症の場合は特に。職員がこんなに必死にがんばって、闘って、辛い思いをしているのに老人はどっちでもいいような顔をしている。感謝もせず、悪びれもせず。転んで大きな、痛々しいアザを顔に作っていても気に留めてない。なんで自分が転んだのかなんてさえ覚えていない。

職員の過失やトラブルも、努力も成果も、いい面も悪い面もすべて水に流す老人。罪作りな老人は、まるで男をもてあそぶ悪女のよう。(本間)

◆ニュースコラム

「ふくおか介護グランプリ2012」を開催します
http://goo.gl/G6bc0
静岡・介護技術コンテスト~ケアコン2012~
http://goo.gl/SpSlK

→最近、増えてきた自治体主宰の介護のコンテスト。なぜ、こうしたコンテストが育児ではなく介護ではあるのか。なぜ、医療ではなく介護ではあるのか。しかも、静岡県の場合は最悪で介護の技術を競うもの。更には仕分けで批判を受けたにも関わらず、秋から介護職を段位付けする制度が。確かに基礎的な介護技術は必要です。でも、それだけをクローズアップすることほど最悪のものはないでしょう。技術だけ優れていて職場で浮いてしまっている人などいくらでもいるのに。老人からまったく好かれてない職員だっていくらでもいるのに。(資料はPCのみ)
http://goo.gl/rYX6N

◆介護段位制、秋から開始について

内閣府レビューで廃止になったはずの介護段位制度を厚労省は開始することにしました。
これは介護職の介護技術を評価してランク付けするシステムです。職場内による評価に加えて外部の評価もあります。さらに外部評価者にはお金まで支払って評価してもらう仕組みです。この評価機関をこれから作っていくわけで、悪名高き情報公表制度と非常によく似ています。おそらく介護3段の職員がこの施設には何人いる、というような情報を情報公表システムに掲載するつもりなのでしょう。また、加算要件などともリンクしてくると思われます。(そんなもので施設の良し悪しなど分かるはずがなく、こんな表面的な評価基準がますます介護の質を表層的で画一的なものに下げてしまっているにも関わらず、です)

 また、これは現行では、極めて単純な介護技術レベルの評価で認知症対応なども含まれていません。ですから在宅介護などはあまり有効でなく、かつ施設介護でも特定の特養のような所でしかまともに機能しないのではないかと思います。(本間)

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