2012/11/21

特集・介護の職場の人間関係


◆投稿コーナー
前回、「職場の人間関係はどうよ?!」のテーマで声を募集しました。早速、メールをいただきました。早速、ご紹介したいと思います。


相手が年下でも挨拶は絶対に自分から!
嫌いな人でもいい面を探して、コミュニケーションをとるようにしています。
後はストレス発散方法を一つは見つけて実践すること。
まあまあ人間関係は上手くいってます!(ユノケスカル)

→人間的なコミュニケーションのことですね。

ポジティブな意見でうらやましいです(笑)
年下の後輩などとはどちらかというと接することは難しくないのではありませんか。
それよりもむしろ、先輩や目上の人であるにも関わらず人格に問題がある人や仕事ができない人。何度、言っても反省が生かされない人。そういった方と付き合う方が難しさを感じます。その点で何かコツ、工夫、努力されている点などありますでしょうか。


2012.12/5追加(私も男だからなのか)目上の男性への対応が難しいです。上司の時は、散々仕事を投げてきたのに、立場が変わって私が遠慮しながら仕事をふると、文句言ったり、睨(にら)んだりしてきます。管理職の方に相談をしても何も変わりません。意識していることは、やはり挨拶は必ず自分からして、仕事でも目上の人の負担がかからないように努力しています。気を使いすぎると、自分が倒れてしまうので、運動で発散しています。何処の職場にいっても、合わない人が一人はいると思うので我慢するしかないですね。皆様、ヘルプミー(>_<)(ユノケスカル)
→介護ってチームでやるから対等な関係でないとやりづらい場面ってありますよね。でも、日本社会は年功序列も色濃いから、それをなくすには上位の立場つまり目上の人間が、その立場を捨て、目下の人とも対等な立ち位置に立つ努力をしないことにはどうしても関係がギクシャクしてしまうと思います。正直な所、その対応は私も苦手でどうすればよいのか、よいアドバイスが浮かびません。。。皆様、ヘルプミー(>_<)(ほんま)


「この仕事をするまで、お金の為に働いていたので、自分さえきちんと仕事をすれば給料は上がり、お金が入れば適当に休んで自分の好きな事してました。職場の人間関係はどうでもよかった。

そんな私が、時給と時間の融通がきくのが目に留まって始めた訪問介護ヘルパーの仕事。


お金の為だけじゃなく、利用者の意思を通す為に働くという事は、サ責(サービス提供責任者※)の人間性の観察が重要だと日々感じます。


[自分が一番!のサ責]には 利用者の情報を頻繁に正確に伝えなくては、サービス担当者会議で 全く利用者を無視した持論を語る。

[責任はとりたくないサ責]に問題を話すと話がねじまがる。など、妙な社会です。(おかめ


※サービス提供責任者:訪問介護事業所で利用者へのサービス提供のためのアセスメントや計画書作成、ヘルパーのコーディネート、自らのサービス提供などを行う職能。


→介護保険制度って無駄に人や書類を介入させている場面って多いと思ってます。ケアマネ抜きで利用者と事業者だけでダイレクトなやり取りの方がうまく行く時でもケアマネの介入が必要だったり、それが時にはサ責だったり、誰も見ないケアプランだったり(笑)


 なにしろ、これだけ複雑怪奇で訳のわからない制度にしておきながら、厚労省はそれは「利用者本位」のためだといってる始末。使いこなせている老人などいるはずないんですがね。


 サ責に関しては、個人的には一番、やってみたい職種ですけど、とにかく難しい仕事だと思ってます。ケアマネジャー同様、介護保険制度と同時に造られた職能なので、誰も教えてくれる人がいない。ノウハウがない。道なき道を開拓していかないといけない。


しかも、その相手が利用者だけでなく、海千山千の熟年ヘルパーさんだったりする。きついこと言うと「辞めます」と言われる可能性も秘めている。


更に分けの分からない法令やら書類作成もしないいといけない。それだけやって何の役職手当もないわけです。その点で個人的には、サ責さんに本間は同情的な立場です。というよりも、制度がおかしい。時間内で到底、できないようなことをやれと言っている制度なわけで、竹ヤリで戦車と戦えと言ってるようなものですから。どんどん、反論などもお待ちしてます。(久々のおかめさんの投稿、嬉しいです)




特養でユニットケア※をしている職員です。ここ数年、急激な増設で職員が常に足りない環境で、個別ケアとは名ばかり。同じユニットで働く職員とはその不満を言い合うのみ。


現場を理解しない上司、リーダーの働きがわかっていない典型的な一人っ子のリーダーのもと、なんの改善もなく、人間関係でもめる暇もない。


ひたすらここをいつ辞めるか、冗談のようで徐々に本気モードになっていくのをお互いに感じている。


この状況に強く言える者がいない分、各自耐えて働いている、そして壊れていく。そんな感じがする。


私を除いては職員の平均年齢が若い。だから派閥とかはできにくい。それがこの施設の狙いなのかなと思えるくらい、若い職員ばかりです。(yukaboo)


→yukabooさん、ありがとうございます。ユニットケアはそのケアの実際の運用面で賛否両論をよく耳にします。

グループホームと一緒で限らたれ人数で個別ケアをやろうとしている事業形態。ゆえに、一緒に組む職員や入居している老人の個別性や介護の状況がたった一人とか二人、特異な人がいるだけで大きく全体が影響を受けてしまう。しかも、施設やユニットはあまり部外者の目も入らないから職員の意識も外へ行きにくい。自分達の困りごとを第三者や他人に伝えようにも正確に伝え辛い。「これでいいのかな」と疑問を持ちつつも、日々の仕事の流され、何か行動を起こす余力もない。

さらに施設の場合は職員がみな交代制で働くし、今は常勤、非常勤、パート等と入り乱れているから職員が一丸となってかつてのような労働運動のようなものも起こしづらくなっています。それでも、まだ、施設長や管理者、上司が理解や理念のある人なら救われる面もあるけど、それがないと現場は「やりたくない介護(下手すりゃ不適切な介護)」をずっとやらされるストレスにさらされてしまうわけで、通常の良識があれば耐え難くなって当然と思います。


その他にも施設介護の難しさは本当に沢山、あると思っています。


以前にも何度か書きましたが、例えば、そうした職員の評価制度。早い話しが、私の場合は、以前の勤務先では上司が現場のケアワーカーを人事考課(=評価)して給与に反映する仕組みを取っていました。


でも、その評価の方法や内容にどうしても納得がいかなかった。「評価している管理者の能力はそもそも、どうなの?」という疑問もあった。施設長などがマシな人ならまだ救われるが、そうでないと施設全体でおかしな方向でまっしぐら。


しかも施設は介護の報酬もマルメ、定額報酬だから「良いケアをして儲ける」というようなニンジンを職員の鼻にぶらさげることもできない(笑)。そんなモヤモヤが施設介護のことを考えると次から次へと湧き出てしまいます…。どなたか良いお知恵があれば投稿してください。(本間)


※ユニットケア;従来、介護保険施設の居室は4人部屋などの相部屋が大半だった。その「従来型」に対して、8つ程の個室の集合体を1グループ(1ユニット)と設定し、そのユニットを対象として介護内容などを決定するケアのやり方。



あなたの職場の人間関係はうまくいっていますか? そこに理由や工夫はありますか? 職場の人間関係維持のためにされていることがあれば共有させてください(なければ人間関係が最悪のネガティブ意見でも、感じていることでも何でもかまいません)。

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