続・医療は「介護」の研修をする必要がある?


介護医療の連携については、耳にタコができる程、言われており、介護事業者も幾度と無く研修などを繰り返しております。

それについて、現場から連携困難の原因について「医療機関側の問題」を挙げる声が多くありました。

このことは当方が現場におりました時にも強く感じていたことでもあり、円滑な退院促進、ひいては社会保障費削減にとっても重要な点かと思います。

そのアンケートの結果をお送りさせていただきますので、ご参照いただければと思います。

アンケートは当方の主催しているメールマガジン読者を対象に行なったもの。

(登録者約530名。
※アンケート実施期間:H2412/5~12/12

---以下、メールマガジンより抜粋---


投稿

「月1回の通院に行きました。毎回、私の診察はほっとかれ、ケアマネージャーとはなんぞや?とか聞かれて、答えています。
この頃、ケアマネージャーという仕事を理解してくれたようです。医者は、オーダーを全て出せるのに、介護は話し合って決めるのか?何だかややこしいな?から始まって今では、ケアマネージャーも大変なんだなと理解をしてくれるようになりました。私も病院に何しに行っているのかわからない状態ですが。でも、なかなかお医者さんには分かりにくいのだろうと思いました。(小谷)

訪問介護事業所の小谷さんがご自身の主治医にプライベートでケアマネとはなんぞやのレクチャーですか?!
いやはや、まだまだ、こうした医師は多いのでしょうかね。よく医療連携の名のもとに介護職やケアマネなどは医療系の研修や勉強をやたらと強いられています。

でも、それ以上に必要だと思うのは「医療職への介護とはなんぞや」という研修ではないかと思うのは本間だけでしょうか。退院促進、退院支援なども医療機関が本気で社会や国民のことを考えて行動しているように思えないのは単純に介護系職種のひがみなのでしょうか(笑)

というわけで、ぶっちゃけアンケート

Q)医療機関は「介護」や「介護保険」に関する研修をする必要があると思う?


選択肢
「すごく必要」
「やや必要」
「今くらいで十分」
「必要ない」


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◆アンケート結果


前回、「医療機関は「介護」や「介護保険」に関する研修をする必要があると思う?」というテーマでワンクリックアンケートを催しました。こういうアンケートは大概、意見がこれまで割れていたのですが、今回は異例の結果となりました。

回答数が合計106名といつもよりも多数。うちなんと79.2%が「すごく必要」をクリック。
続いて「やや必要」が13.2%。「今くらいで十分」は3.7%「必要ない」も3.7%。

医療機関による介護保険制度の理解が不十分であるがゆえの連携困難な事態が少なくなく生じていることを物語っているといえます。

もっとも医療機関側にしてみれば、今以上、介護保険制度の理解などする余裕もない、という現状もあるかもしれません。しかし、その溝が埋まらないために結果的に不利益を被るのはユーザーである市民であります。

またメディアや市民の無関心や無知もあり問題が表面化していなこともあるでしょう。

現場で解決できない普遍的な問題は制度の問題として捉え、業界全体として声を挙げる必要がありますので本アンケートの結果は本間の数少ないコネクションにもお伝えしたいと思います。


いただいた主な意見。

本間さんのおっしゃる通りです!
看護師もいない、ターミナルケアの受け入れもしていないグループホームに、肺炎がまだ治りきっていない状態の利用者さんを無理矢理退院させてきたことがありました。
退院翌日にグループホームで亡くなってしまいました。若いスタッフたちがめちゃくちゃ落ち込んでいましたが、医療が必要な利用者さんを退院させた医師の判断ミスだと思いました。医療費抑制の関係で儲からなくなった患者は退院させちゃうんですよね。(白崎)

相談員がいる病院は連携しやすいですが、いない所では、制度の説明をして医師から理解得るのに時間かかり連携しにくいです。(高野)

(研修)必要だと思います。医療関係者のみなさんも忙しいのはわかっていますが、介護の知識を持ってケアプランの提案に意見してもらいたいし主治医意見書を書いてほしいです。そうでないと、治療後の「在宅生活」がしづらくなっているんです。せめて介護サービスのできること・できないことは認識してもらわないと大変です。地域のデイケアとデイサービスの区別はつけてほしいし、施設を全部まとめて「ホーム」にしないで!後期高齢者の先生たちが混乱するのも仕方ないか、とも思うけど。(miu)

いまだに医者でござい…と権威にものいわせ、ケアマネごときが何しにきた!の態度をとる先生もいる。先生だって
介護保険や福祉の制度のことを知らないくせして「ケアマネは医療の知識がなく困る」と のたまう。お互い様なのに上から目線!
在宅診療の先生は話を聞いてくれ素人が不安にならないよう配慮がある。いちがいに ひとくくりなは語れませんな(なし)

市町村が介護保険の研修をすると、『あなたヘルパーでしょ詳しい事はケアマネージャーに言います』とか言い出す看護師さんが増えそうです。利用者が一部を支払って、保険からも支払われて
その保険の財源は税金と保険料で、たくさんの人の生活費の一部をいただいて自分の給料になって生活させてもらっているという自覚を、介護、医療関係者がもっと持てるような研修があればと思います(おかめ)

「医療機関は「介護」や「介護保険」に関する研修をする必要があると思う?>そのとうり(tomoyan)

介護側にも医療制度の研修が必要ですね!(こまるざわ)

介護保険がパンク→在宅へ・・・。そんな流れならドクターも介護保険・並びにサービスを学ぶべき。また、要介護者が自己選択出来るよう支援する必要があることを分かって頂きたい。また、医療も介護も本人を中心としたチームですから。(花)

警察官もと思う。徘徊者の迷子について、聞きに行ったとき「なぜ、施設に入れへんねん?」と。すぐ、入れる施設があるなら教えてほしい。また、先日、利用者宅の隣人が変死。警察官が、聞き込みに来た。利用者が「デイケアに先週行って、帰って来た日が〇日の〇曜日で、その日に見て声をかけた、、、」と、言ったら「その日は祭日や」とか、年齢を聞かれた。大変、失礼な話、土日祝、正月営業しているデイはいくらでもある。最近、幼稚園の送迎バスより、高齢者の施設のワゴンの方が多く走っている。(白井)

御互いに研修で勉強が必用だと思います。私もよく『ケアマネってなんですか』と言われるので
(>_<)(ユノケスカル)

もちろん必要ですが、その前に対人援助業務であることを理解できるような研修を受けて欲しいかな…(匿名希望)

編集・本間後記

運動会のバトンリレーの時、バトンを渡す人、受け取る人、双方が双方のことを考え、相手の立場に立ち、バトンを引き継がなければバトンは転げ落ちてしまいます。老人をバトンに例えるのは失礼ですが、今は、そのバトンリレーが受け取る側だけに欲求がなされ、バトンを「渡す側」があまりに受け手のことを無理解なままリレーが行なわれている結果、傷ついている利用者、患者が少なくないのではないでしょうか。

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一昨日、おやつの時間に白崎寮母や他の寮母が、Tさん(80歳、男性、HDSR6/30点)のところへ集まって話をしていました。
 すると、白崎寮母が「ねぇ、Tさん。寝耳に・・・?」と尋ねると、Tさんは「耳あか」と。
白崎「猫に・・・?」
Tさん「子どものおもちゃ」
白崎「犬も歩けば・・・?」
Tさん「猫とおんなじ」
白崎「棚から・・・?」
Tさん「ほこり」
白崎「かわいい子には・・・?」
Tさん「修学旅行」
白崎「身から出た・・・?」
Tさん「うんこ」
白崎「能ある鷹は・・・?」
Tさん「学級委員」
白崎「短気は・・・?」
Tさん「よくないね」
などなど。わざと言っているとしか思えない答えだらけで、大変おもしろかったです。
(柏木洋子著「高齢者援助ケースブック」中央法規より)

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