12/17【東京】本間プロデュースVol2. 「デイサービスはどこへ行く」




「リハビリ特化型デイです!」
「ウリは懐石料理です!」
「入浴のみの短時間が売りです!」
「ネイルサロンやってます!」
「○○式学習法が売りです!」

などなど機能の専門化、分業化が進み、ケア商品としての「サービス化」が進行するデイサービス。

それに伴いケアワーカーのケアもパターン化し、そのパターン化されたサービスにニーズを満たされなくなった高齢者はベルトコンベア式に、そこからはじき出される現実も起こりつつある。

一方で事業者数だけはうなぎのぼり状態が続き、事業者は否が応にも過当競争の土俵に乗らされ、目先の安い人参(報酬)を追わされる。サービスはどんどん表面化し「ウリ」だけで選択基準が決まってゆく。

その行き着く先はどこなのか?!それは、介護の進化なのか?!

これまでのデイサービス、今現在のデイサービス、これからのデイサービスを論じるイベントを下記で開催予定。中身を吟味することなく表面的な次元でサービスを選ぶケアマネの存在意義についても考えたい。

登壇者には介護の現場を赤裸々に描いたドキュメンタリー映画「ただいま それぞれの居場所」で自身の介護場面を赤裸々に披露した千葉県の宅老所・井戸端介護の管理者・加藤 正裕さん。

そして、もう一人は当メルマガ・セルフケア編集協力者でもあり、訪問介護、訪問入浴、グループホーム、デイと在宅介護のフィールドを中心に活動しながら、「介護の専門性」とは何かを模索し続ける金山峰之さん

当日、メイン会場では三好春樹さん、作家の高橋源一郎さん、医師の徳永進さんなど文化人どころのイベントが行われます。フランス料理のように知的でコアなトークが好きな方はそちらをどうぞ。

バーベーキューさながらに生に近い食材を火と塩コショウだけで食べる現場感たっぷりな、介護の体臭や吐息を感じたい方は、こちらの会場へお越しください!

12月17日(火)14:00~15:00(60分)
オムツ外し学会
会場:きゅりあん(東京都品川区東大井5-18-1)



<参考文献>
浅井春夫氏はその著書「新自由主義と非福祉国家への道」(2000年、あけび書房)において、幼児教育や教育分野に競争原理を導入することに関し次のように述べている。

「教育内容に独自性や創造性が発揮されるという効果が強調されてきたが、その結果は、実践内容の同質化・平均化・平準化などに引きずられていったのが実際である。より端的にいえば、教育内容は、早期教育化の方向に単純化されていったといえよう。”お客さん”を集めるために、”見える実践”(英語や漢字が書ける、スポーツができる、絵画の専門的指導を受けるなどの指導)に重点が移行し、実践の質が問われることが軽視されてくる」と。

これらは、まさに同様に新自由主義を導入した介護の分野にも起きていることだ。デイサービスが「どんなことをしてくれるか」という目先の目的ばかりを強調したり、宿泊デイサービスが儲かると見るや、同じようなサービスばかりが乱立される。しかし、肝心の老人の人権や家庭での居場所や人間関係、そんなシャドーワークを提供する事業者は儲からない仕組みになっている。

そのようにして、この国の老人福祉というセーフティネットは確実に破壊されている。営利という目先の利益を追い求めるあまり、公共の福祉を後退させている。

(「介護の現場がこじれる理由」雲母書房)より

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