投稿・介護職失格の記


「介護職失格の記」
昼食の時間が近づき「そろそろ、お昼ご飯ですよ~!」とソファで寝ていた山根さんに声を掛けた。でも、山根さんは爆睡していて反応がない。仕方ないので側まで行き、体をゆすった。「山根さ~ん! 起きてくださ~い!」と。その途端、山根さんは目を覚まし、私と目があった。「お昼ですよ~」と再び笑顔で伝えたが、彼には私が、見ず知らずの不審者に見えたらしい。「な、なんだ、お前は!」と言う間もなく、彼は渾身のビンタを私に食らわせた。日勤なのに星が飛んだ。


教訓…「認知症老人は驚かせてはいけない(汗)」(ほんま)

◆投稿「板前やったころのように下駄をはけるようになりたい」
半身まひの65歳男性から入浴時「不安になるスタッフがおる」とのことで研修を実施した。「介護を受けるプロだから、率直に誰の介助が一番 快適だったか判定してほしい」と依頼した。

「見本にもっとも安心な人を選んで!」とお好きなスタッフを選んで、入浴介助研修は始まった。終了後、海パン姿で講評をしてもらった。

 それ以後 立居振舞から自信が出てきたことが見受けられるようになり、「板前やったころのように下駄をはけるようになりたい。」との具体的な目標をたててくれた。前には5本指ソックスをすすめても受け入れてくれなかったけど、布草履を履いてホーム内で過ごされるようになった。(ケアマネジャー)

◆投稿「アナゴ寿司が食べたぁ~い!」
昨年秋、一人娘さんから相談があった。「入院中の98歳の母が『胃ろうをしないと もう あと1週間か』といわれた」と。

「医師とOT(作業療法士)に(娘さんから)決心をきっちり述べて、口から食べる訓練を要望すること」と伝えた。

「訪問のたび『アナゴ寿司が食べたぁ~い!』と叫ぶ母の願いをかなえたい」と娘さん。その思いを実践するため、スタッフ全員が病院での食事介助の様子を学んだ。

「(万が一があっても)救急車搬送はしません」との娘さんの決意をスタッフ間で共有し、丁寧に食事介助と口腔衛生に心がけた。1か月のつもりでご利用は開始されたが、早1年がたつ。夏には99歳の誕生日を迎え、大好きな寿司をほおばることができるようになった。

当ホームは介護保険内デイサービスと保険外お泊りサービスの実施で月20万円ぐらいかかる。新たな心配は「経済問題」だがこればかりは・・・。(施設長・管理職)

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