「ここは,浪江(なみえ)の人、来る?」
と、何度も繰り返し聞く80代の女性は浪江に一人で住んで居て、
津波と原発事故により近所の人と一緒に避難後、
福島市の仮設に入居していましたが
認知症が進み一人では無理と、
今は息子夫婦と一緒に南相馬市内の借り上げ住宅に同居しています
◇
Aさんご夫婦は南相馬小高区(おたか)
「福島市のデイの人は皆さん優しくしてくれるが、
そんな方もご利用しています。
◇
ある日、私は、
「東京、山形、
ブッシャセ(=不幸)、
アドガガ(=後妻)、
マヤウ(=弁償)
の声に隣同士、顔を見合わせ、うなずきながら大声で笑うのです。
その頃です。ラジオ体操の訛(なまり)り版を流したのは…
エッ(1)、ヌゥ(2)、ザン(3)、ズゥ、ゴォ、ログ、
この掛け声に皆、笑い、体操どころではなかったです。
続きはまた、次回にします。(レイ)
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避難し、住み慣れた場所を散り散りとなった老人にとって、場所の変化によるダメージ、いわゆるリロケーションダメージはとても大きかろうと思います。
だからこそ、不安がどんどん膨らみ、職員さんへの訴えや愁訴も増えるでしょうね。。。
何十年という時間を積み重ねた老人が使う言葉は、
その時の笑いは、訛りに対する笑いではなく、自分の言葉を発し「
その人らしい援助って、言うのは簡単だけど、やるのはすごく難しい。読ませていただき、とても温かくなりました。
いつも、ありがとうございます。