2018/11/15

12/12【東京】ケア交流会 ホンとの話(本間&柳本企画)


一冊の本を話のとっかりにしつつ、介護を語り合う交流会、読書会「本との話」のお知らせです。

12/12【東京】ケア交流会 ホンとの話(本間&柳本企画)
2018年12月12日(水) 
19002200くらい 1000
*月 1回、本を酒の肴にしながらケア・介護に関する語り場を開催しています。一見さん歓迎。今回は忘年会につき、のっけから飲みッ! 一年の疲れをいやしませう♪

詳細は以下。

▼今回の持ち寄りホンはこれ▼
「ゆらぐ」ことのできる力―ゆらぎと社会福祉実践




























「ゆらぐ」ことのできる力―ゆらぎと社会福祉実践
誠信書房 2808円


◆参加方法以下の手順でお申し込みください。
日時:12/12(水)19-22時30分くらい
場所:グレースケア機構(東京都三鷹市下連雀3-17-9)
費用:1000円(軽飲食付き。差入れ歓迎!)

※道順:JR三鷹駅南口を出て直進、エスカレーター下り、マックの交差点を左折。右側3本目の路地(和食工房と連雀不動産の間)を右折。道なりにやや左に折れた先、右側の駐車場の奥がグレースケアです。小さい路地を右折、突き当たり右側の門からお入りください。徒歩7分

◆申込:タイトルを「読書会希望」としてお名前と参加人数、返信先をお書きの上、メールならselfcare2010@yahoo.co.jpまで。(ツイッター、FBコメント等でも可)

◆持ち物:前述のテーマ本を少しずつ回し読みしなが進行します。各自、書店などでご購入の上、ご持参ください。(最初は様子見希望の方は無理して購入してこなくてもかまいません。)

※前回参加者:元介護職、看護師、通所介護・介護職、在宅ケアマネジャー、グループホーム・ケアマネジャー、地域包括支援センター、議員、柳本、本間


◆今回の課題図書について(メルマガ・セルフケアより)
今回は知る人ぞ知る、という感じの尾崎新さんの本を取り上げます。現在、介護保険制度はその「制度の維持」のためのルール厳格化や費用抑制のための運営硬直化が進行しつつあり、現場の従事者の業務そのものも硬直化しつつあるのではないかという懸念があります。

その一方で、本来、援助職の対象である要介護老人や障害者、患者などは常に、その内面に葛藤などを抱えやすく、ゆらぎやすい存在であり、その伴走をする援助職も、本人や家族に寄り添えば寄り添うほど、ゆらぎを経験することとなり、時に、それはストレスにもなっていきます。

しかし、そうした「ゆらぎ」なき援助はある意味、マニュアル的で画一的な援助となる危険性を秘めており、すなわち、それは個別を無視した支援ともなるかもしれません。そのような問題意識のもとに、今回、「ゆらぎ」そのものを力として見出していく、本書を課題図書として取り上げることにしました。文章も読みやすく、現場実践にあふれた内容ですから、参加が難しい方も、ぜひ、ご一読を。
◆what’s 読書会?

そもそも読書とは一人で行い、味わい、深めるもの。何を感じるのかは人それぞれの自由。ゆえに、同じ文章でも人によって感じ方は違う。他の人の感想や意見を交流させることで個として行う読書を重層的、多層的に広げていく場を目指しているのが読書会…なんて、一見、硬派な体裁をとってはいるものの!

その実態は3分の1は飲み会であり、4分の1程は異業種交流会であり、4分の1程はゆるい研修会であり、残りの何パーセントかは、思春期の中高生男子が読んではイケナイ写真誌を回し読みするようなアンダーグラウンドなイベント。それが、「本との話」。

ゆえに、参加者には介護関係者はもちろんのこと行政職員やマスコミ、学識者など多彩なメンバーが入れ替わり出入りする得体のしれないイベントでもあります。一見さん、冷やかしさんも歓迎しておりますので、恐いもの見たさで来ていただくのもいいかもしれません。



 ちなみに、この本間と柳本氏の共催読書会「本トの話」ですが、開始してかれこれ6年になります。進行パターンは大体、決まっていて最初の1時間~90分は本を読んだりトークしながら交流会のような勉強会のような感じ。そして、8時30分頃からは本番じゃなかった、第二部ということでアルコール、食事などが出てきてフリータイムとなり夜も更けてゆく・・・といった感じです。最近では介護職、ケアマネなど介護関係者のみならず行政職員、議員、学識者、編集者、ライター、シルバービジネス関係者など「業界包括ケア的」な面々が集う場になってきました。一見さん、冷やかしさんも歓迎ですから、よろしければどうぞ。

◆これまで以下のラインナップを取り扱ってきました。・「関係障害論」三好春樹著
・「良い支援?―知的障害/自閉の人たちの自立生活と支援」寺本 晃久他著
・「ケアのカリスマたち―看取りを支えるプロフェッショナル」上野千鶴子著
・「医療者が語る答えなき世界: 「いのちの守り人」の人類学」磯野 真穂著

◆今回の課題図書の選考の際に候補に挙がった本は以下のとおり

『時間とはなんだろう』松浦壮
『ラストソング~人生の最期に聴く音楽』佐藤由美子
『障害者運動のバトンをつなぐ――いま、あらためて地域で生きていくために』尾上浩二・熊谷晋一郎・大野更紗
『わかりあえないことから』平田オリザ
『不自由な自由を暮らす』時岡新
『発達障害の子のための「すごい道具」』安部博志
『飛びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること』東田直樹
『パーソナルアシスタンス―障害者権利条約時代の新・支援システムへ』岡部耕典
『母よ!殺すな』横塚 晃一
『生物と無生物のあいだ』福岡伸一
『開けられたパンドラの箱~やまゆり園障害者殺傷事件』
『病院の世紀の理論』猪飼周平
『障害者介助の現場から考える生活と労働 ささやかな「介助者学」のこころみ』杉田俊介
『グリーフサポートせたがや編『哀しみに寄りそいともに生きる』
『介護するからだ』細馬宏通
『オープンダイアローグとは何か』斎藤 環
『ダルク回復する依存者たちーその実践と多様な回復支援』ダルク
『その島のひとたちはひとの話をきかない』森川すいめい
『絶望老人』新郷由起
『病んだ家族、散乱した室内―援助者にとっての不全感と困惑について』春日武彦
『介護民俗学へようこそ!』六車由美
『リハビリの夜』熊谷晋一郎
『看る力~アガワ流介護入門』阿川 佐和子
『20億人の未来銀行』合田 真
『Teal組織』フレデリック・ラルー

(本間)

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