長年住み慣れたご自宅で、ヘルパーも仲良くさせていただいてて、一緒にいろんなところに出掛けたりしている利用者さんですが、
「どこかわからんところに来とるで」
と時々、早朝に電話が入ります。
その方の家にある、私と一緒に写っている写真や、置物、家具ベランダの花・・・
いつもと同じずっと変わらないのにそう思うそうです。
「そんな写真は他の家にはないで~」と
声かけますが、
「ここと全く同じ別の家がある」
との事。
時間がある時はすぐに訪問して話を聞きますがいけない時は電話で話を聞きます。
「…だから、本当のことを言ってくれたら僕も納得するんだけど、誰もなんでここに居るのかきちんとした理由を教えてくれないからスッキリせんのや」
いつも、何と答えたらいいのか悩みます。
見慣れた物に囲まれているけれど、何か違う気がする。
というか、ご本人からすると違う場所なんですよね。全く同じだけど違う
「みんなは知っているのに僕だけ知らない…どうなってるのか教えてほしい」
怒っていらっしゃるのではなく、わけが分からないもどかしさが伝わってくるのですが、答えが見つからず自分の力のなさを感じています。
(おかめ)
◆RE;わーい!久しぶりにおかめさんの投稿だ、と手放しでは喜べない内容ですね。。。
少しずつ「老いの迷宮」で迷子になる老人…何もできない自分…さてさて、どんな環境に落ち着けるか?
どんなことに安心しているか? 落ち着ける人間関係はどんなのか?…あれこれアセスメントのしどころでしょうか…?(ほんま)
◆RE2;
「老いの迷宮」ですね・・・感性での対応が良いのではと感じます。
写真は見るという行為なので・・・不安になった時には効果は出せないようです。
電話ももちろん、「声」という振動で伝わっている一つなので、少し落ち着ける。
暖かい飲み物、お絞りなんかで、手や首が温まったったりする仕掛けを作れませんか?
一番は側に行くことなのですが・・・後は好みの香り、なんていうのも良いですね。
食べ物で落ち着く場合もあります。
今だったら柑橘系がお好きな方ならみかん等を置く位置を一定にしておいて、電話で「どう?見つかった?」なんてどうでしょう?
不安定になりやすい気圧の変化の大きい時などは事前にわかりますよね。(そんなプランはなかなか認めて貰えないかもですが)
本人の不安「居場所のなさ」はこちらの感性も全開にして、生活の中での感じ取りを積み重ねてみ「老いの迷宮」が少しでもほぐれる、生活の感じ取りを・・・
おかめさんの感性ならきっと素敵な工夫が生まれますよ!(るか)
◆RE3;
会って話せば、
最近はとりあえず、笑ってます。
『また、わからんようになったで~何でやろな~』
ルカさんの感性のお話ありがとうございました。好みの香り、
老の迷宮が暗闇にならないように 陽気なファンタジーコメディー 『それいけラビリンス』
よろしくお願いします
おかめ