2019/04/27

最新図解 スッキリわかる! 介護保険─基本としくみ、制度の今とこれから─


※2021年度改正対応版はこちらになります→ amazon  楽天

最新図解 スッキリわかる! 介護保険  ─基本としくみ、制度の今とこれから─」

本間清文著、ナツメ社 (2019/6/12発売)、定価 1,500円+税、

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以下のような内容がわかりやすく書かれています。
  • 制度創設から2021年改正までの制度の過去未来
  • 2018年改正、2019年報酬改定、2021年改正の方向性
  • 保険者機能強化、ケアマネジャーのゆくえ
  • 2019.10新しい処遇改善加算の概要
  • 2019.10月改定単位数、区分支給限度基準額など
  • 介護保険施設から有料ホーム
  • 総合事業から全介護サービスの概要、料金

◆目次

序 章 マンガでわかる!ケーススタディ
第1章 介護保険の基本
第2章 介護保険サービスを利用するまで
第3章 ケアマネジメントと利用料
第4章 介護保険サービスの種類
第5章 制度財政とお金の流れ
第6章 そもそもなんで介護の保険?
第7章 付録資料

ケアマネジャーやその受験生はもちろんのこと行政職員や介護保険のすべての関係者におすすめです。 以下より予約開始しておりますので、よろしくお願いします。


<以下、著者より>

20191月時点で、10月の消費税増税が予定されています。それに伴い介護報酬改定も予定され、介護職員等の処遇を改善する新たな加算も創設予定です。

また、介護保険サービスを利用した際に、利用者が支払う費用も増税分として、これまでより若干、値上がりすることになります。

ただし、これらはあくまで予定どおり増税が行われた場合の話です。法令の上塗り等により、更なる延期などが行われない確率は100%ではありません。そこで、本書では増税した場合としなかった場合の双方を記載しています。

社会保障は社会背景とともに変わっていくことが宿命だからです。

そもそも介護保険はわが国の社会保障の一つですが、そのスタート地点といえば、戦後の貧困や最低限度の生活を補償する生活保護にさかのぼります。そして、戦争孤児や浮浪児を対象として児童福祉法が、傷痍軍人などを対象とした身体障害者福祉法が成立しました。

その後、経済が成長し、国家体制も整い医療が国民皆保険となり、平均寿命が延びて行き、老人福祉法が整っていきます。その平和と経済成長と寿命延伸の先に登場してきたものが介護保険だといえるでしょう。

しかし、その後、わが国の経済は伸び悩むこととなり、介護保険のあり方にも大きく影響を与えています。高齢者のみならず少子化という問題もからんでいます。

当初、シンプルだった福祉・介護の制度も介護保険となってからは改正に次ぐ改正で非常に複雑で難解なものになってしまいました。

今後の介護人材としての外国人の受け入れの問題では、わが国の民族問題や他国との人材の奪い合いといった問題も予想されます。

その他、予想もしない様々な要因も影響し、介護保険は今後も制度は時代や社会背景とともに変わり続けていくことは明白です。

特に介護保険は頻繁に制度改正や報酬改定があるため、少しでも「制度」から離れていると、まったく分らなくなります。

その点で本書は制度を理解したい行政職員はもちろんのこと、ケアマネジャーやその受験者、現場従業者やその関係者などにとって分りやすい解説本となるよう努め、分りやすい言葉や見やすい図表にこだわりました。特に図表などは複雑な内容をオールカラーで見やすくまとめています。

適宜、必要な個所を開いていただき、少しでも介護問題の解決にお役に立てれば幸いです。

本間 清文


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