2/4 いつの間にか仕事が以前のように面白いとは思わなくなっていることに気づいた

訪問介護みんなの木ヘルパーステーション代表
大阪府東大阪市・山中みゆきさん
(聞き手・本間清文 2014.6)

※本文は個人情報保護の観点から事実とは異なる箇所があります。

◆いつの間にか仕事が以前のように面白いとは思わなくなっていることに気づいた

 そんなふうにがむしゃらに働いて2年くらい経過した頃、腰を痛めて動けなくなりました。サ責に、しばらく休む、と伝えて3ヶ月くらい休んでました。それまでの疲れがどっと出て、(もういいかな、このままやめよう…)と思ってました。

でも、休んでいると、そのサ責から電話が掛かってきたんです。「もう、そろそろ仕事に来れる?」って。さらに、またしばらくすると電話が掛かってきて「一件だけ、臨時で行ってくれへんかな?」って言われて、そこだけ仕事に入ったら、今度は「週1回だけでも仕事に出てくれへんかな」と(笑)。

サ責の勢いに負けたのと、周りの同僚も同じぐらい働いていたので「死ぬまでこき使う気やで~」と笑いながら愚痴を言い合えたこともあり復活しました。

それからさらに3年が過ぎ今度は精神的にやめたいと思うようになりました。今思えば登録ヘルパーとしての仕事の限界みたいなものも感じていたのかなあ。いつの間にか仕事が以前のように面白いとは思わなくなっていることに気づいた。

仕事の能力的には向上して、色んなことに気づいたり、感じるようになっていた。でも、結局は登録ヘルパーという立場だから、深く利用者やケースに関われない「もどかしさ」というか虚しさのようなものも感じるようになっていた。「私、何のために、この仕事をしているんだろう?」と思うようになっていた。

以前なら、そうした仕事の愚痴や悩みを話せる同僚や先輩もいたけど、その頃にはみんなケアマネジャーになったり、転職してサ責になって、周囲にいなかった。

「サ責になりなさい」と誘われたこともあったけど、私は、やっぱり登録ヘルパーならではの開放感というか拘束感のない所が好きだった。だけどそれは、無責任な正義感で働いてた私を、認めてくれる上司がいたから登録ヘルパーでもやりがいを感じてたんだと思います。


 その頃、再び、私を現場に戻してくれ、この仕事の面白さを再確認させてくれる2つの出逢いがありました。それを、今回は話そうと思います。(つづく)