6/6 「持ちより介護」できないかな

インタビュー
6/6 「持ちより介護」できないかな
三島 史津子さん
(通所介護「くらしや朗幸(ろこ)」代表)埼玉県川越市
(聞き手・本間清文)
※本文は個人情報保護の観点から事実と異なる箇所があります。

私も無事、介護福祉士の学校を卒業し試験に合格しました。母を介護老人保健施設に預け私も施設で介護職として働き始めました。介護の基礎を学ばせていただくようになりました。

母は相変わらず骨折を繰り返し、健康状態は一歩ずつ下降していました。

「母と一緒にいられる時間も長くはない」と思いました。

母を家に引き取り自分で世話をしていきたいと思いました。

だけど仕事もしなければ生活自体が成り立ちません。

どうすれば母の介護と自分の仕事の両立ができるのか。

それを考えた結果、自分で介護保険サービスのうちの通所介護(デイサービス)を運営し、そこの利用者として母を迎えれば看ていけると思い至りました。

そして、自分で会社の登記など行い、県に事業所の届出を出し指定認可を受けました。

私のように自分の親を看ながら仕事もしてゆきたいと思う家族の方もいらっしゃるのではないかと思います。

そこで、育児の世界などで行われるような預け合いのような、親の介護をしなければならない子ども、身内などが集まって「持ちより介護」とでもいうようなデイサービスができないかなと思っています。

もちろん、介護者は家族でもありますが介護スタッフでもあるから当然、他の親御さんの介護もします。

家で閉じこもって身内だけで介護をしていると、つい閉じこもりがちで緊張感のなさからか介護も漫然としたものになりがちだと感じています。

「何もせず、ただ静かに寝ていてくれさえすればいい」なんて私自身、思ったこともありました。

だけど、スタッフと一緒に介護をすることで自分の中にも第三者の目が持てるようになり、メリハリのある介護ができるようになるのを実感しました。

家族の中だけに介護を閉じ込めないようにできるのではないかなと思います。

それでいて自分達のやりたい介護に近い、オーダーメイドな介護ができるといいと思います。

そのように私自身がよい仕事ができて、母の笑顔もできるだけ長く続いてくれれば嬉しいです。

母のことも大切にでき、母が大事にしてきた仕事をも大切にできたらいいなと思います。

(おわり)
「持ち寄り介護」メンバー募集


1/6商社在勤中に襲った母の入院
2/6病院そして回復期リハ病院へ
3/6仕事か母か、どちらを選ぶべきか
4/6母は本当にどうなっちゃったんだろう
5/6自分の心の中の大黒柱はやはり母だったんだ
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「持ちより介護」できないかな

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